転職市場の賑わいぶりについても、盛んに取り上げられるようになってきた。
転職エージェントや転職サイトが、競い合うように人材募集をしているところを見れば、その傾向は一目瞭然だ。
(転職市場の動向についてはこちらのサイトも参考になる ⇒ http://xn--ldrs7lmrfexk0x2atjdg86a.com)
多くの業界の中でも、人手不足が顕著になっているのが介護業界である。
介護保険が登場してから久しいが、その運営をめぐってはいまだに手探りの状況と言えるだろう。
介護市場において、介護現場を担う介護職員の動向が注目を集める事も、高齢社会に直面する日本の状況を考えれば当然かもしれない。
介護施設やケアハウス、老人ホームなどの施設が増える中、その現場を担う職員が思うように集まらないと嘆く運営者の悲鳴がたびたびのように取り上げられている。
現役の介護職員やケアマネージャーの中にも、あまりの激務を理由に「転職を検討している」という人も多く、転職エージェントや転職サイトに登録して、現在よりも条件のいい職場を探す人が後を絶たないのが現状だ。
介護職員の悩みのひとつにもなっているのが、「収入の低さ」である。
「厳しい業務の割には給料が少ない」とこぼす介護職員は多い。
収入面の改善については、利潤の追求に走る事が難しい介護現場においては、一筋縄ではいかないのが現状だ。
介護職員の処遇改善こそが、介護現場の安定につながるとわかっていても、一事業者の努力だけではどうする事もできない賃金の問題には、国も本腰を入れて臨み始めている。
他の業界からの転職希望者が増加するような状況になる事が望まれる。