悪質な資格商法には気をつけよう

介護業界では、どういった資格を持っているかによってその人の評価が決まる傾向が強い。
「ケアマネージャー」のような上位資格があれば、転職市場でも引っ張りだこになる事だろう。
最低でも、「介護福祉士」や「社会福祉士」の資格は取っておきたい。
これらは国家資格であって、信頼性が他の資格とは段違いなのだ。

もちろん、資格の数は多いに越した事はないので、取れるなら民間資格も含めてできるだけ取っておくのが好ましい。
介護施設によっては、資格手当てが出て基本給がアップする可能性もある。
民間資格は取得までのハードルが低いため、取ろうと思えば割と簡単に取れる点もありがたい。

ただ、中には受験するだけでお金が取られるような資格もあるので、その点には注意が必要かもしれない。
中には大勢に受験させる事でお金儲けをしようと考えている悪質な業者や資格が混じっているのだ。
信頼できるところが主催している価値の高そうな資格なら高いお金を払ってもいいが、そうでないケースも見られる。
騙されないように、きちんと調べてから受験をするようにしたい。

介護の世界は未経験者も歓迎してくれる稀有な場所である。
以前どこかの介護施設で仕事をしていたというだけでも採用を勝ち取る事は難しくないのだ。
無理をして資格を取り揃えるよりも、実務経験をアピールして行く方が時間効率がいい場合もある。
何もすべてが資格で決まるわけではないので、きちんと人柄や実績を打ち出していく事も忘れてはならない。